某宅のイケメンたちの恋愛観について拝読した折、そういやあうちの息子も大分前に語ったな、多分一年前くらいに。
と、懐かしい思いになったので見返してみたら…やー、さすが一年経ってるだけあって、がらりと変わったな、と思いましてね。
当時はカズとハロしか居なかったし、ちょっと改めて考察してみる事にした。
って言うか無駄に長い上に面白くもなんともない話…。


カズは以前、恋愛だとかよく分からないし、進んでする気もない、といったスタンスでした。
それは淡い初恋を体験する前に裏世界に落ち、幾度か身体の関係を持ってしまったからで、人を好きになるという感情と、其れゆえに触れ合いたくなるという感情が結びつかなかった為です。
恋愛感情だとか、そんなものがなくても触れ合えば気持ちいいし、満たされる。
それなら其処に恋愛感情なんて必要ないんじゃないの？なんて。
けれどそれから暫し、劇的な変化は自分に起こります。
そもそもカズはよく言えば分け隔てなく親しみやすいでしょうが、悪く言うと八方美人タイプで、誰でにでも調子を合わせる変なところで大人染みた考え方の持ち主です。
それには無論性格だとかといった根幹も影響していますが、子供の癖に大人“ぶって”いるということ。
其れで今までそれなりに上手く世を渡ってきました、が。
ある時、真剣に自分のことを心配してくれる人に出会いました。
いくら大人を気取ってみても所詮子供でしかなかったカズは、まるで家族のように己を心配して叱ってくれる存在に、いつしか深い深い感情を抱いてしまいます。
実際には家族でなく、でも友達では飽き足らず…ああ、此れが人を好きになるということなのだと気付いてからの一直線ぶりは皆さんご存知の通り。
積極的にイベントに誘ったりプレゼントを渡したりと…どうやら尽くす事、愛しい者に己の感情を伝える事にこそ至高の幸せを感じていたようです。
しかし、それもある日を境に閉ざしざるを得なくなりました。
始めて知った恋愛感情、そして其れを失うという事。
ちゃんと納得したのに、笑って見送ったのに。
思考と感情は時に直結しないという事を知りました。
分かっているのに悲しくて仕方がない、そんな感情で泣き腫らしましたが、何も恨んでいるわけではなく。
ただ今は彼に一直線だっただけに、どこか空虚な穴が空いたような感覚で、普段は全く平気…なのに、ふとした瞬間に淋しくなる、そんな夜を過ごしています。
5月以降人にすぐに遊びに行こうだとか言ったり、大勢で集まるような会の呼びかけをし始めたのは其の為です。
そんなわけで近況は、以前のようにコロッとは恋愛に傾かない程度には穿った価値観を持ち始めています。
想われなくてもいいから愛していたい、なんてことはもう言えません。
はっきり言って愛されたい、愛されたい、愛されたい、です。
といっても、根元のカズは変わっていないし、どちらかと言えば一時的にやさぐれているようなものなので、暫くすればまた愛されるよりも愛したいマジで、に戻るとは思われます。
上記の淋しがりな感情の所為で、今は結構優しくされると簡単に絆されますが、かといって直ぐに好きになってしまうかと言ったら違う様子。
慎重にはなっているようですね、自分が好きになるのも、好きになられるのも。
…相手から好かれたっていう事がないので、そこは自分でも未知数なようですけど。
総じて暫くは「そういうの、人を好きになったりとか…いいや」と思っているので、恋愛発展は余り見込めないかもしれません。
まあ逆を言えば、其れを突き崩されれば簡単に落ちるのかしらと思わないでもない、加速度がね…
因みにカズは甘ったれなんでどっちかって言うと年上お兄様好きのBL寄りなんですけど、NLの可能性が無いわけではないですよ？
既に幾つかのスレで露見している通り、年上のお姉さまにはだいーぶ弱いし、同い年以下の女の子も可愛いな、と思ったり守ってあげたいと思ったりはしているらしいです。




はっ、だらだら語ってたら夕飯の時間に！！
後の三人は次回！